1997年作品
このアルバムは10年以上前の作品だが古臭さは感じさせない。
一応ラテン・ジャズに分類してみたが、巷ではテクノとかハウスとかにジャンル分けするらしい。私はインコグニートをAcid Jazzに分類しているのだが、そのインコグニート(Incognito)のサウンドとも共通するところがある。あるいは、このアルバムをワールド・ミュージックに分類してもよいだろう。もしかしたら、今や音楽をジャンル分けすること自体が無意味なのかもしれないが、しかし音楽ジャンルが好みの音楽に辿りつくための道標であることも事実である。
閑話休題。
エディー・パルミエリとインディアとが参加している。
ニューヨリカン(Nuyorican)とはニューヨーク生まれのプエルトリコ人のことだが、まさに御大パルミエリはニューヨリカンだ。
インディアの歌うRunawayが秀逸。下方にYouTubeへのリンクを貼っておいたので是非聴いてみてください。
Taita CañemeとHabriendo el Dominanteはエディー・パルミエリのピアノが楽しめる作品。
アルバムは全体がサウンドとして非常に洗練されていて、恰好いいサウンドに仕上がっている。
古いアルバムだが、お薦めしておきます。