Buena Vista Social Club at Carnegie Hall

評価 :4.5/5。

2008年作品

 録音は1998年7月1日。
 本作の発売は2008年。

 発売まで何故十年以上の歳月が必要だったのかは分からないが、聴いてみると音質に古さは感じない。スタジオ録音の前作に劣らない音質と言っても、過言ではないと思う。

 演奏もさすがは重鎮という感じで、ライブ録音ながら安心して聴いていられる。楽しんで演奏している様子である。

 聴いていても楽しい。

 ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの十年振りの、そして彼らの高齢を考えると最初で最後の続編となろう。

 買って後悔することのない一枚。

 お薦めだ。

Buena Vista Social Club

評価 :5/5。

1997年作品

 世界的に大ヒットしたので、曲は聴いたことがなくても、「ブエナ・ビスタ」という言葉くらいは記憶に残っている方が多いのではないか。

 ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(Buena Vista Social Club)はライ・クーダーが、キューバの引退し半ば忘れ去られた老ミュージシャン達を呼び集めて結成されたグループである。

 映画も秀逸。

 イブライム・フェレール(Ibrahim Ferrer)、ルベーン・ゴンサーレス(Rubén González)、コンパイ・セグンド(Compay Segundo)、オマーラ・ポルトゥオンド(Omara Portuondo)他、多数のミュージシャンが参加している。

 キューバの音楽って、良いね。特に私はアフリカ由来のリズムが好きだ。

 音楽の世界にアフロ・キューバン(Afro Cuban)という言葉があることで判るとおり、植民地支配時代に、アフリカからたくさんの奴隷がつれてこられ、その文化的影響を大きく受けているのがキューバ音楽なのだ。