Fania All Stars / Live At The Cheetah Vol.1

 一曲目はメンバー紹介である。音楽に乗せて、ファニア・オールスターズの面々を一人ずつ紹介していく。私にはどこまでが正式のメンバーかは判らないが、中にはゲスト出演もいるらしい。ジョニー・パチェーコ(マエストロと紹介されている)以下、ロベルト・ロエーナ、ラリー・ハーロウ、ロベルト・ロドリゲス、レイナルド・ホルヘ、ウィリー・コローン、ボビー・クルーズ、エクトル・ラボー、エル・コンテ・ロドリゲス、アダルベルト・サンチアゴ、イスマエル・ミランダ、チェオ・フェリシアーノ、ボビー・バレンティーン。(全部聴き取れてませんよ、多分。気になる人はCDを手に入れて見るべし。)

 言葉にすればただそれだけのことなのだが、のっけからすさまじいリズムの洪水で何もかも忘れさせられる。後は最後まで音楽に浸るだけだ。説明は要らない。そんな、素晴らしい作品である。二曲目はあの「Descarga Fania」だ。この曲が聴きたくて私はこのCDを購入したのだが、どうしたわけかメンバー紹介のほうをより頻繁に聴いているようだ。

 エディ・パルミエリ、アルトゥーロ・サンドヴァル、ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ、などのサルサ、ラテンジャズ、その他のラテン音楽が好きな方には特にお薦め。

 ちなみに、サザン・オールスターズのグループ名はこのファニア・オールスターズからとったということらしい。「サザン」のほうは良く判らないが、こちらアルバムを何枚も出したスターが集まった本当の「オールスターズ」だ。

Nuyorican Soul

評価 :3.5/5。

1997年作品

 このアルバムは10年以上前の作品だが古臭さは感じさせない。

 一応ラテン・ジャズに分類してみたが、巷ではテクノとかハウスとかにジャンル分けするらしい。私はインコグニートをAcid Jazzに分類しているのだが、そのインコグニート(Incognito)のサウンドとも共通するところがある。あるいは、このアルバムをワールド・ミュージックに分類してもよいだろう。もしかしたら、今や音楽をジャンル分けすること自体が無意味なのかもしれないが、しかし音楽ジャンルが好みの音楽に辿りつくための道標であることも事実である。

 閑話休題。

 エディー・パルミエリとインディアとが参加している。
 ニューヨリカン(Nuyorican)とはニューヨーク生まれのプエルトリコ人のことだが、まさに御大パルミエリはニューヨリカンだ。

 インディアの歌うRunawayが秀逸。下方にYouTubeへのリンクを貼っておいたので是非聴いてみてください。
 Taita CañemeとHabriendo el Dominanteはエディー・パルミエリのピアノが楽しめる作品。

 アルバムは全体がサウンドとして非常に洗練されていて、恰好いいサウンドに仕上がっている。

 古いアルバムだが、お薦めしておきます。

Gal Costa / Our Moments

評価 :4/5。

2007年作品

 CDタイトルが英語になっているが、曲目をみると「Todas As Coisas E Eu」として売られているものと同じ。ジャケットも同一だし、私の持っているCDと同じと思って、まず間違いないだろう。
 邦題は「ガル・コスタ スタンダードを歌う」 。こちらはスタジオ録音なので、聴きやすい。
 ガル・コスタの歌唱力に脱帽。

 休日の午後にどうぞ。

Ozzy Osbourne / Diary of a Madman

評価 :5/5。

1981年作品

 ランディー・ローズとオジー・オズボーンのコンビで作成されたもう一枚の作品。2002年以降に発売されたものはドラムス、ベース差替え盤(※)だと思うが、全て聴き比べたわけではないのではっきりしたことは判らない。が、あまりそういうことにはこだわらずに、ともかくランディー・ローズの最後の大傑作として聴いてもらいたいものだ。

 オリジナル版を聴いてきた者にとってはあまり歓迎できないことではあるが、初めて聴く場合にはあまり問題にならないのではないかとも思う。一応音質は向上してゐるし。

 Flying High Again、You Can’t Kill Rock and Roll、Tonight、S.A.T.O.、Diary of a Madmanが秀逸。リマスター盤にはボーナストラックも入っている。

(※2022年追記)この問題は現在解消されていて、本来の演奏のCDを購入できるようになっている。リマスター盤も並行して流通しているようなので、購入する時に注意すれば、発売当初と同じ演奏のアルバムが入手できるはずだ。

Ozzy Osbourne / Blizzard of Ozz

評価 :5/5。

1980年作品

 ブラック・サバス脱退後のオジー・オズボーンが鬼才ランディー・ローズをギタリストに迎えて発表した記念すべき作品。ミスター・クローリー収録。
 ランディー・ローズは事故で若くして世を去ってしまうので、このコンビでの作品は、他に一枚を数えるのみである。

 この作品はオジー・オズボーンの作品なのではなく、「ランディー・ローズの作品」なのだと、私は思っている。ランディー・ローズが世を去った後も、オジー&ランディーの作品の素晴らしさが忘れられず、オジーの作品を何枚か購入したのだが、どれも期待外れだったからだ。

 Crazy Train(2曲目)、Goodbye to Romance(3曲目)、Dee (4曲目)、Mr. Crowley(6曲目)、Revelation (Mother Earth)(8曲目)、こうして挙げていくとアルバム収録曲の半分以上が、私にとって忘れえぬ作品となっている。

 2002年発売のCD以降は、ベースとドラムスが私がLPで聴いていたころとは別人の演奏に差替えられてしまった。リマスターしたのだから、確かに音は当時のものよりも良くなっているような気がするが、あまり歓迎すべき出来事ではない。しかし、今となってはリマスター盤以外は入手が難しくなってしまった。オジーとランディーは変らないのだからこれで良しとするしかないか。一応音質は向上しているようではあるし。(※)

(※2022年追記)この問題は現在解消されていて、本来の演奏のCDを購入できるようになっている。リマスター盤も並行して流通しているようなので、購入する時に注意すれば、発売当初と同じ演奏のアルバムが入手できるはずだ。

Eric Clapton / Unplugged

評価 :4.5/5。

1992年作品

 エリック・クラプトンは膨大な枚数のCDを発表しているが、どれか一枚を選ぶとすれば、これかな。クラプトンの作品としては、異色な部類に入ると思うが、傑作です。

 これも、今なら格安で入手できるはず。

 アマゾンで売り切れていても、都内の中古CD店を三件もはしごすれば、格安で手に入れる事が出来るだろう。

 安価に名盤を入手できるのだから、満足感は大きいはず。お買い得です。

Ray Sandoval / Los Espejos de la Vida

 レイ・サンドバル(Ray Sandoval)はアメリカのギタリスト。日本人とメキシコ人の血をひいている。日本では無名なので紹介してみたい。

 彼のサウンドは、ジャズ、ラテン音楽、ジプシー音楽の要素が少しずつ入った、特定のジャンルで表現することがむずかしいものだ。ギターはナイロン弦のクラシックギター(もしかするとフラメンコギターかも知れないが)。

 レイ・サンドバルの音楽は癖がなく、爽やか。私はリラックスしたいときに聴くことにしている。初めて聴いたときから違和感なく聴くことができるだろう。聴き流すこともできるが、電車の中などで集中して聞くとまた違う面も見せる。夜のドライブにも良いかもしれない。

Eagles / Hotel California

 イーグルスの最高傑作。ロックの名盤。
 Hotel California収録。この曲は昔バンドでコピーを演奏したことがあるので自分にとって特別な存在である。

 私は、Desperado(ならず者)あたりまでのカントリー色豊かなイーグルスのほうが好きなのだが、イーグルスから一枚選ぶとなるとまず最初にこのアルバムを紹介しないといけない。

 Hotel Californiaはミステリアスな歌詞が有名だが、ウィキベディアに説明が詳しいのでそちらを参照してもらいたい。(実は私も説明できるほど判っているわけではない。)

 私は、Hotel California、Wasted Time、Victim of Love、The Last Resortが好きだ。どの曲も素晴らしく、ハズレの曲はありません。

Santana / Caravanserai

 1972年、サンタナの最高傑作。

 サンタナの他の作品同様、ラテンのリズムとサンタナの泣きのギターといえばそれまでなのだが、彼の他の作品とは異なる緊張感がここにはある。全曲を通してだらけることない楽曲のクオリティーが、ロックとかラテンとかプログレッシブ・ロックとかジャズとかフュージョンとか、ジャンルを云々する意味を失わせるくらい素晴らしい音楽世界を創り上げているのだ。逆に言へば、この作品はその全ての要素を含んでいると言うことになのであるが。

 3曲目のLook Up (To See What’s Coming Down)、5曲目のSong of the Windが素晴らしい。
 そして、ラテン音楽好きの私は9曲目のLa Fuente del Ritmoも気に入っている。
 
 なお、本作を最後にサンタナを脱退したニール・ショーン(Neal Schon)とグレッグ・ローリー(Greg Rolie)は、後にジャーニーを結成することになる。

Led Zeppelin II

 御存知、伝説のバンド、レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の二作目。
 胸いっぱいの愛を(Whole Lotta Love)所収。

 この作品はともかくジミー・ペイジのギター・リフの素晴らしさに尽きる。テクニック的に酷評されることの多いペイジだが、作曲の才能、特にギター・リフを作り出す能力には素晴らしいものがあったと思う。

 私は4曲目(A面最後の曲)のThank You、8曲目のMoby Dickが好きだ。勿論1曲目のWhole Lotta Loveも好きだけれども。

 昨日紹介した「ZOSO」に勝るとも劣らない名盤。

 この作品をレッド・ツェッペリンの最高傑作と呼ぶ人も多い。